日本の電車の歴史 国鉄

1987年に国鉄は分割民営化され、JRグループが誕生しました。この背景には、積み重なった赤字ローカル線の深刻な問題などがあったわけですが、今も多くの鉄道ファンの間で日本の鉄道の歴史が語られる際などには、国鉄時代に活躍した電車の話題も数多く登場することが多く、日本の鉄道を語る際に切っても切り離せない存在であることが分かります。

昔の電車を見てみますと、その時代の背景に沿って作られた車両も数多くあるわけですが、時代の流れとともにその役目を終えた車両も多く、博物館などで保存されていることも珍しくありません。国鉄時代の代表的な車両に103系があります。この103系はすでに関東圏では姿を消したのですが、今もなお関西地方では大阪環状線、奈良線、大和路線などで活躍しています。

車体の色は昔に比べて変わりましたが、車内の雰囲気はおおむね昔のままということで、今もなお鉄道ファンの間では根強い人気を誇っています。大阪環状線の103系と言えばオレンジ色のカラーが鮮やかで知られていますが、2017年10月をもって環状線からはこの103系は姿を消すという報道もあり、古くからの鉄道ファンには少々寂しいニュースとなっています。

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