日本の電車の歴史 新幹線
列車は明治時代の5割ぐらいから日本でも各地を走っていました。もともとは新橋と品川の間を蒸気機関車が走っていたのが日本での鉄道の第1号になります。まだ電車は走っておらず、昭和時代になるまで待たなければなりませんでした。戦時中に電車があったかといえば一部の地域で走行していた記録があります。また現在でも戦時中の動画を見ると電車が走っていることが確認できます。ただし、東京駅周辺など都会の一部の地域だけで、それ以外は蒸気機関車が主な列車でした。
アメリカとの戦争がおわると、鉄道の歴史が大きく変わってきます。電車が増えただけでなく、新幹線が登場するようになります。新幹線が登場したのは昭和30年代後半ですので、戦争が終ってからおよそ20年ほどが経過した頃です。当時は時速200キロで走る超特急といわれており、東京と大阪間を4時間弱で結んだことは驚異的でした。それまで電車でも8時間以上程度かかっていましたが、大幅に時間を短縮できるためたちまち乗客が増えました。
その後、上越と東北で1985年ごろ開業し、時速240キロのスピードを出すことに成功しています。現在では東北新幹線で時速310キロ以上を出すことができ、しかも安全に走行していることは世界中を見ても例がありません。